【甲冑販売】中古の甲冑こそ価格が高いと誤解→実は鎧兜が安い時も!

甲冑を家の床の間に飾ってみたい!そんな願望は誰しもあると思います。女だけど、やっぱり私もあります!喉から手だけでなく全身が出てしまうほど、ほっほしい!下は楽天市場で今、売られている武田信玄公の甲冑。

【甲冑・鎧兜】 赤糸威 武田信玄

かといって骨董店をのぞいて見て、販売されている甲冑の価格を見て「ゲッ!」…ケタが違う。あきらめて帰ってきた日を昨日のことのように思い出します。

あきらめようと思っていたら、見つけてしまいました。激安の甲冑達を楽天市場のここで!→甲冑★最新検索結果一覧ねっ?安いでしょう?

なぜ、こんなにも販売価格が骨董店と違うのだろうか、考え込んでしまいました。鑑定書付きのもちらほらあるでしょう。さらに骨董店自身が販売しているケースもありますね。

(陣笠の出品が多いのが謎、なぜ。江戸時代にいっぱい在庫するものだったのだろうか陣笠って)

※それからインターネットで鎧兜を購入する際は、プラスチック製じゃないか念のため確認するのを忘れずに。時々、粗悪品の中古のプラスチック製甲冑をみかけますので。

骨董店の場合、中古の甲冑などの武具は値段が高額なため動きません。結果、ある程度の利益を載せて販売しないと割に合わないでしょうね。中古の甲冑を激安か格安で!は販売店側の視点で見ればなかなか難しいのでしょう。

それに引き換えインターネット通販…楽天の場合、例えば楽天オークションなどで、個人の出品者が時代物の甲冑などの武具の価値をあまりわからないまま「じいさんが大切にしていたけど、デカいし売ってしまおうか」的な中古品ガレージセールのノリで出品している人もいます。掘り出し物がゴロゴロ。煉り革本小札草ずり、黒漆五枚胴具足、鎧立てや鎧櫃がちゃんとそろっているのもある。

話はずれますが美しさと強さを兼ね備えた日本の甲冑は、実はヨーロッパでも人気なんです。漆工芸や金工の技術は当時も今も世界トップレベルでしょうから。鎖帷子や面頬の形も日本特有なのでしょうね。

それに個性的な甲冑も多く、ヨーロッパの人たちから見るとエキゾチズムを感じるそう。甲冑が多種多様な形になりだしたのは平安時代?室町時代?いいえ、意外に遅く、安土桃山時代から戦国時代にかけてです。そうです、武田信玄や真田幸村、伊達政宗など全国各地の戦国大名が群雄割拠の動乱期。各地に咲いた美しき鎧、兜達。特に兜は「変わり兜」と呼ばれる大胆なものがけっこうありますね、『天地人』の直江兼続は、戦場に愛の兜だし。

少し脱線すると、愛という言葉が現在の意味合いで庶民に使われだしたのは明治時代たしか小説家の坪内逍遥が「恋愛」という言葉を肯定的な意味で小説の中で使ったのがきっかけでしたね。もともと愛という言葉は仏教の用語の「愛欲」などの言葉から見てもわかるようにネガティブな意味合いを持っていたんですね。

事実、愛の宗教と呼ばれるキリスト教が日本に宣教師フランシスコザビエルによって伝来し、聖書の日本語訳をしようとした際に、英語の「LOVE」を「ご大切」と訳しているんですね。もちろん、現在の日本の聖書はすべて愛という言葉に訳されているんですが。

じゃあ話を戻してなぜ直江兼続が愛の兜を作ったかというと、仏教の愛染明王(又は愛宕権現)にあやかって頭文字をいただいたという説が有力ですね。つまり上杉謙信が毘沙門天にあやかって(というか自分が生まれ変わりだと言っておりましたが)頭文字の毘を好んで使っていたのと同じだということですね。

だいぶ脱線してしまいましたが、江戸期に入ると太平の世となりましたので、武具としての鍛鉄の強度よりも武士のたしなみ、装飾品としての意味合いが濃くなっていきます。ですから中古の甲冑を見る時に実用品としての鎧兜なのか?それとも装飾品としての鎧兜なのか?である程度の年代も推測できます。明治維新戦後を除けは、江戸期に大規模な戦闘があったのって長崎県のキリシタン一揆、俗にいう島原の乱くらいでしたからね。

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